「サービス付き高齢者向け住宅」ってどんなもの? 注意点は?


サービス付き高齢者向け住宅について、基本的なご質問がありましたので関連サイトをご紹介します。

「サービス付き高齢者向け住宅」ってどんなもの? 注意点は?

http://suumo.jp/journal/2011/10/05/7865/


住宅ジャーナリスト

山本 久美子

サービス付き高齢者向け住宅
バリアフリー
安否確認
賃貸住宅
高齢者向け住宅


高齢者住まい法(高齢者の居住の安定確保に関する法律)の改正を受けて、「サービス付き高齢者向け住宅」の登録が10月20日から始まる。どんなサービスが付く住宅なのか? なぜ、法律が改正されて新たな高齢者住宅の登録制度が始まるのか?

■目的は入居者の保護と高齢者に適した住宅の増加
単身や夫婦のみの高齢者世帯が増加する反面、海外と比べて、特別養護老人ホームなどの介護保険施設は決して少なくないものの、高齢者向けの住宅の不足が課題となっている。
これまでの高齢者住まい法では、高齢者向けの賃貸住宅として、高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)、高齢者専用賃貸住宅(高専賃)、高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)の3つが制度化されていた。しかし、制度が複雑なうえ、高円賃、高専賃ではバリアフリーが基準となっていないこと、生活支援サービスの提供が義務化されていないことなどから、高齢者の住まいとして機能が十分ではないなどの背景があった。
一方、老人福祉法による有料老人ホームでは、要介護や入院などで契約解除されるなど居住の安定性が弱いこと、利用権方式が多いことから入居一時金が返還されないトラブルが増えてきたことなどの課題も挙がっていた。
そこで、入居者の保護と高齢者向け住宅の供給促進の観点から、一元的な制度として再構築しようというのが「サービス付き高齢者向け住宅」だ。表のように、高円賃、高専賃、高優賃が廃止され、一部の有料老人ホームと合わせて、サービス付き高齢者住宅に一本化されることになる。



■サービス付き高齢者向け住宅とは?
新たに設けられる登録制度では、表のような基準が設けられている。バリアフリーであることや一定の面積や設備を有すること、少なくとも安否確認と生活相談サービスが提供されること、入居者が保護される契約形態であることなどが主な基準だ。登録は建物ごとに行い、5年ごとの更新制となる。

また、これからサービス付き高齢者向け住宅を建設する場合、基準に適合するように改修する場合に補助金を出すほか、税制面や融資面で優遇措置などの支援策も用意されている。

高齢者向けの住宅が整備され、供給が活発化することはよいことである。が、高齢者が長く安心して住み続けるためには、介護が必要になった場合も想定しておく必要がある。法律で義務づけているサービスは、安否確認と生活相談のみなので、食事の提供や家事のサービスの有無は住宅によって異なるし、介護や医療のサービスについては外部のサービスを利用することになるだろう。「サービス付き高齢者向け住宅」という名称にかかわらず、どんなサービスを提供するのか、費用はどうなるのかなど、入居者が事前によく確認をし、居住費に含まれない超過費用についても考慮したマネープランを検討することが大切だ。


国土交通省「高齢者の居住の安定確保に関する法律等の一部を改正する法律案について」
HP:http://www.mlit.go.jp/report/press/house03_hh_000044.html